2/25追記
・ソニーとシャープから発表された5Gスマホの情報を追記しました。
ここに注意
サービス開始当初は料金の高騰やエリア限定等で当面は様子見の可能性が高いと思われます。
無理に待たずに買替えを進めても良いのではないでしょうか。
目次
5Gって何?
第5世代移動通信システムのことです。普段皆さんが利用されている「LTE」などと呼ばれるスマホの通信回線はほとんどが4Gです。この4Gの次世代規格が5Gの大きな特徴は大きく分けて3点あります。
1.とにかく高速!理論値での最高速度は今までの20倍!
2.同時接続台数が10倍!装置の台数減でより安価に?
3.遅延速度が1/10になり、通信が安定!
簡単に言えば、これまでよりも高速な通信で安定した通信をより安く使えるようになると言われています。
日本では5Gはいつから始まるの?
この5Gサービスですが、アメリカや韓国、ヨーロッパの一部既にサービスの提供が開始されています。では日本ではどうかというと、キャリアによって異なりますが、今のところは2020年春頃にサービス提供開始予定となっています。
2019年4月時点での総務省の発表↓
NTTドコモ:2020年春
KDDI/沖縄セルラー電話:2020年3月
ソフトバンク:2020年3月頃
楽天モバイル:2020年6月頃
正にもう数か月もすればサービスが開始される予定の為、スマホの買替を検討されている方からすると悩ましい状況かと思います。実際に当社にも相談を頂くケースが増えている為、下記に私見をまとめました。
スマホの買替は5Gを待つべき?
当社の結論は「無理して待たずに買い替えても良いのでは?」です。如何に理由を記載します。
サービス初期は料金や提供エリアが安定しない可能性大!
まず第一にサービス開始したとしても、しばらくは様子を見た方が良い可能性が高い為です。4Gの時もそうでしたが、開始当初は料金プランが高めであったり、5G対応機種もハイエンドモデルのみがリリースされる等が懸念されます。また、いずれのキャリアも最初はエリアを制限し、徐々に範囲を拡大していくと想定されます。そうすると、サービス開始当初は割高になってしまい、各キャリアのサービスが出そろって適正価格に落ち着くまでは様子見した方が良いか等と考え始めると、「ではいつまで待てば良いのか?」という状況がずっと続いてしまい、それなら今すぐ変えてしまっても良いのではないかと考えています。
解約金は1,000円程度なのでそこまで気にしなくてOK!!
第二に、解約金が大幅に下がったことが挙げられます。以前だと、ドコモやソフトバンクでスマートフォンを契約していると、2年契約等の縛りがあり、定められた期間外での解約には高額の解約金が必要でした。しかしながら昨年10月以降各社が見直しが行われており、ほとんどのキャリアの解約金は1,000円~2,000円程度です。払わないに越したことはありませんが、そこまで神経質にならず、より良いサービスが出てくれば積極的に契約を解除して切り替えやすいかと考えています。
スマホ本体もメルカリ等で販売すれば7~8割は回収可能!
通信契約は気軽に解約・切替できるようになったとは言え、購入してしまったスマホはどうするのか?というのが次の悩みになってきますが、こちらも「販売」してしまえば大部分が回収可能です。最近はオークションやフリマサービスが台頭し、誰でも気軽に不要になったものを販売できるようになりました。特にスマホなどは比較的新しい機種であれば、購入額の7~8割の価格で販売できる場合が多いです。その為、仮に今すぐにスマホを購入し、1か月後に5G対応機種に買い替えたいとなれば、手元の機種をすぐに販売することで、大した損失にはならず、新しい機種を入手することが可能です。
販売時は横領にならないように注意!
メルカリ等のフリマアプリを使えば、誰でもカンタンに不用品の販売が可能です。ただし、スマホを会社の経費で購入している場合、それを売って得た販売代金の取り扱いは注意しましょう。そのまま個人の収入にしてしまうと、会社の備品横領になりかねません。また、フリマアプリによっては法人での利用を認めていないケースもある為、どう処理すべきかは顧問税理士の先生とも一度相談なさった方が良いかもしれません。
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我慢するくらいなら変えた方がよっぽど効率的!
最後に別の観点からも理由を挙げておくと、昨今ではスマホを業務利用するケースは非常に増えているかと思います。電話やLINE等でのやり取り、メールやスケジュールの確認、勤怠管理や日報などの登録も行っている方もいらっしゃるでしょう。仮に故障していたり、もしくは古い機種で動作が安定しない場合は、余計な時間を取られてしまっている可能性があります。別の記事でも書きましたが、多くの企業にとって負担の大きいコストは"人件費"です。スマホを変えることで作業効率が上がるのであれば、スマホ一台の購入費程度であれば簡単に賄えます。トータルコストで比較検討してもらうのも良いかもしれません。
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今おススメの5G対応機種は?
そうは言ってもどうせ変えるなら5G対応機種にしておくべきじゃないか?とお考えの方も多いかと思いますので、本日(2020.2.12)時点で手に入る機種をいくつか紹介したいと思います。
ただし、現時点では国内の大手キャリアは5G対応機種は未発表です。2020年2月17日、24日にシャープとソニーから5G対応スマホが発表されました。
シャープ:アクオスR5G
予想通りというか、かなりのハイスペック機種です。価格は10万円超えの可能性が高いと思います。パソコンでいうCPUに当たるSoCは最新鋭のハイエンド「Snapdragon 865 5G」で、8K撮影に対応するクアッドカメラを搭載し、その他の機能も贅沢なものになっています。
発売予定時期:
・KDDI:2020年3月
・ソフトバンク:2020年3月
・ドコモ:2020年春頃
製品URL:https://jp.sharp/k-tai/aquos-r5g/
ソニー:Xperia 1 II、Xperia 10 II、Xperia PRO
性能順でいうと Xperia PRO > Xperia 1 II > Xperia 10 II になるようです。
「Xperia 1 II」は上述したシャープの「アクオスR5G」と同等レベルのハイエンド機で、「Xperia 10 II」はそこから若干性能が落ちるミッドレンジ機ですが、普通に利用する分には十分な性能です。
また、「Xperia PRO」はプロの動画撮影者をターゲットにしており、それに見合うだけのカメラ性能やストレージ容量を持っているとのこと。
発売予定時期:
・KDDI:2020年春頃
・ソフトバンク:2020年春頃
・ドコモ:2020年春頃
※Xperia PROの発売は更にもう少し先のようです。
ばりばり使いたい方は上記機種でも良いのですが、試しに使いたい方にとって10万円超えのスマホはハードルが高いと思いますので、より安価な中国やアメリカなどで発売されている機種も紹介しておきます。ただし、日本国内でのサポートは期待できない為、問題が発生しても自力でなんとかできる方以外の購入はお勧めしません。
現状では「Xperia 10 II」が多くの方にとって最適機種かもしれません。
Xiomi RedMe K30 5G
グローバルで見れば多くのシェアを有するXiomiですが、日本国内でもついに昨年末よりスマホが正式に販売されました。この機種は5G対応機種の中でも非常に安価で、3万円台前半で販売されています。日本向けだと価格が上がる可能性は高いですが、今後を考えるとXiomi製スマホは選択肢に入れても良いと思います。
OPPO Reno3 Pro 5G
最近日本でも知名度が上がってきているOPPOの新製品です。OPPOのスマホは日本人好みを理解している節があり、使い勝手がバランスよくまとまっています。日本向けの5G対応機種もこれから出てくると思われ為、注目しておいて損はないかと思います。
Huawei nova 6 5G
6万円前後で購入できる機種です。Huawei製スマホは完成度が高く、コストパフォーマンスにも優れている為、個人的にはお気に入りです。一方で気になるのはOSの問題です。一応本機種のOSはAndroidとなっていますが、今後は自社OSをメインとし、数年のうちにアメリカ(Google)に頼らなくても良い状況にもっていくとHuaweiは公言していますので、先行くが不透明です。そういう意味ではチャレンジ精神旺盛な方以外は購入を控えられた方が良いかもしれません。
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