ポイント
- SNS広告とは、フェイスブックやツイッターなどのSNSに表示させる広告のことです。
- リスティング広告と比べ、広告を表示させる対象を更に限定することができ、費用対効果を計算しやすいメリットがあります。
今日は番外編です。
前回自身のホームページをユーザに見てもらう為の手段として「リスティング広告」の説明を行いましたが、その他に良く使われる手段として「SNS広告」があります。これは読んで字のごとく、フェイスブックやツイッターなどのSNSに広告を表示させることができます。リスティング広告と同様、広告代理店などを頼らなくても自分で設定して広告を出せるので、気軽な広告手段の一つです。
また、こちらもリスティング広告と同様、表示した広告をユーザがクリックしたら広告費が課金される為、費用対効果を読みやすいというメリットがあります。
※広告費の課金方法は他にもあり、自由に設定可能です。
「SNS広告」の最大の特徴は「自分が望むユーザに限定して広告配信可能なこと」です。SNSを利用したことがある方は理解しやすいかと思いますが、SNSには多くの属性情報が登録されています。
例えば年齢や性別、居住地(出身地)はもちろん、職業や家族構成、趣味・趣向なんかも登録されます。ユーザ自身がそこまで登録したつもりがなくても、ユーザの利用履歴などから趣味・趣向などを推測したりもします。
例えばですが、特定のユーザがファッションモデルやアパレル会社が運営するSNSをよく見ている場合は、「そのユーザはファッションに興味がある(かも)」として、属性データが登録されます。SNS広告を掲載する場合、出稿時にどのユーザに広告を表示させるかの指定を、上記のような属性データを用いて細かく指定可能です。これにより、リスティング広告の時に説明したような広告の無駄打ちを防止しやすくなります。
また、例えば複数の年代に分けて広告を出し、その結果を分析することで、どの年代に広告の受けがよいかを測定可能です。
話は少しそれますが、昨今SNSは非常に有効なビジネスツールとして注目されています。
その要因として、通信技術の高度化に伴い、世の中に情報があふれてしまい、ユーザがたくさんの情報の中から取捨選択を迫られる状況になってきたことがあります。
その結果、「グルメサイトの情報 よりも 友人のランチ情報」ということになります。
要は企業の一方的なPR情報よりも、知り合いのクチコミの方がよほど信頼性があり、ユーザにとって選択されやすい情報となります。SNSはそもそもが自身の友達や仲の良い知りたいとのやり取りの為のツールとして発展してきたという背景から、SNSで発信される情報は受け入れられやすいものとなっています。その為、SNS広告というものも有用性が高くなります。
ただし、きちんとターゲットを定めてそのターゲットに受け入れられる形で広告を出さなければ、結局は”企業の一方的なPR情報”として受け入れられることはありません。使い方次第で強力なツールとなり得ますので、「SNS広告」を一度も試したことのないかたは一考の価値があると思います。