ポイント
- 必ずしも「オシャレなホームページ=良いホームページ」ではない。
- 誰に見てもらいたいのかを考えて、見る人に合わせたデザインとする。
今日は引き続き「デザインを決める」について説明していきます。前回、デザインはコストに大きな影響を与える為、注意して決める必要があるというお話をしました。このデザインを考える上で、もう一つ注意しておいてもらいたい点があります。
これはある土木建築業様からホームページのリニューアルの相談を受けた時のお話です。
社長さんのホームページ
- 年齢も30代後半と若く
- 身に着けているものや事務所のインテリアもすごくオシャレな方
- 会社のホームページもお持ちだったのですが、そちらも非常にオシャレでなデザイン
- 横文字が並び、まるで海外の雑貨屋さんやスイーツ店のような作り
単純にホームページの出来としては、どこかに取り上げられてもおかしくないようなほど見事なものだったのですが、それでもリニューアルしたいということだったので、何が駄目なのかを詳しく聞いてみました。
すると、その会社では取引先の多くが大手ゼネコン会社で、案件の内容も国や自治体が関係するものばかりでした。
実際の取引先(お客様)の方はというと
- お堅い印象のある方
- 少し平均年齢も上の方
結果
その会社のオシャレなホームページは逆に「見辛い」という印象を与えてしまったそうです。更に、「安心感がわかない」というようなお言葉も頂いたそうで、もっとシンプルで分かり易いホームページにリニューアルしたいということでした。
このお話のように、必ずしてもオシャレなホームページが良いホームページではないケースもあります。大事なのは、誰に見てもらうか、どんな印象を与えたいのかを考えることです。前回も申し上げましたが、デザインの良し悪しは人によって全く異なります。その為、特にビジネス用にホームページを作成する場合は、自分が「良い」と思えるものも大事ですが、見てもらいたい人にとって「良い」ものを意識して決めることが重要となってきます。
そうすると、ではどんな人に見てもらいたいのか、何を伝えたいのか、という当初の「目的を決める」というところに話が繋がっていくのですが、ここではこれ以上の話は控えます。
2回に渡りデザインに関する注意点をご説明しましたが、次回はどうやって自身のデザインイメージをまとめて行けばよいかについてお話します。