ポイント
目的を決める目的の一つは、ホームページ以外の選択肢も含め検討する為。
今日からホームページ制作基礎知識の項目毎に具体的な説明を行っていきます。まず最初は「ホームページを作る目的を決める」です。当たり前のように思う方もいるかもしれませんが、これが最も重要な工程となります。ホームページを作成の依頼を頂きお話を伺いに行くと、「ホームページを作ること」が目的になっている方もいらっしゃいます。
ですが、ここで注意頂きたいのは、ホームページを作ることはあくまで手段だということです。本来、ホームページを作ろうという考えに至った動機が必ずあるはずです。
例えば求人の為であったり、新規顧客開拓の為の営業手段であったり。
「知り合いの企業が作ったって聞いたからうちも作ろうかと思って」
という方もいらっしゃいますが、それもよくよく聞いてみると、
「知り合いの企業が作ったら仕事が増えたって聞いたからうちも作ろうかと思って」
という場合もあります。
ではなぜこの目的を決める必要があるのか。
それは、目的の実現手段はホームページ以外にもより最適なものがあるかもしれないからです。
例えば、求人(人を雇いたい)が目的としましょう。
以前にも触れましたが、ハローワーク等で求人を出した場合でも、求職者はその求人票を見つけた後、実際に申し込みをする前に、まずはその会社のホームページをチェックすることが増えています。その為、「ホームページを持っていない」ことがマイナスになり得る為、最低限の企業情報を掲載した簡易的なものだけでもまずはホームページを作ることに価値はあります。
ただ、じゃあホームページを作ったからと言って、すぐに求人申込が増えるかというとそうもいえません。むしろ、今すぐ人手がほしいなら、ホームページを製作する費用をの求人広告(チラシやWebサイト等)に回した方が良い場合もあります。
つまり、今はまだホームページを作る必要がないかもしれないのです。
皆さまには適切な投資を行って頂きたいと考えており、その為にもしっかりと目的を定め、それにあった手段を選択しましょう。
余談ですが、最初に目的が明確になっている方ほど、ホームページを作ったあとの満足度も高い傾向にあります。明日は目的を定めるもう一つの目的について引き続き説明します。※逆に本当になんの目的もないのであれば、ホームページは作らない方が良い場合もあります。それについては、別途お話します。