ポイント
- 無料で手軽に使えるメリットはあるが、独自ドメインの制限等デメリットもある。
- 自身の考えを整理する目的なら有効。形にしてみることで気づくこともある。
前回、主に無料で使えるものを中心に、自身でホームページを制作する時に便利なサービスやソフトを紹介しました。
今日はそれらを活用する場合のメリットとデメリットについてお話します。
メリット
専門的な知識がなくても、比較的簡単にホームページが作れること
普段仕事でパソコンを利用しており、WordやExcelなんかを扱っている方なら大丈夫だと思います。(一部調べながらにはなるかもしれませんが)また、多くのサービスは無料版を提供しています。ですので、お試しで作ってみてイメージが違えばまたすぐに作り直して、という使い方もでき、作りながらイメージを固めたい方には適しています。
また、セキュリティ対策などもサービスの提供元が行ってくれていますので、運用面の負担が少ないのもメリットと言えます。
デメリット
デザイン面の自由度に制限がかかること
多くのサービスではデザインテンプレートなどが準備されており、それらをベースに使うことで、短い期間で簡単にホームページを作り上げられますが、一方でデザイン面の自由度に制限がかかることもあります。あくまでのそのサービスが提供してくれている機能内で対処しなければならない為、例えば人によっては表が作り辛く感じたりする等、出来ることと出来ないことはあります。
広告などが勝手に掲載される
広告などが勝手に掲載される場合もあります。これは取扱い商材によっては致命的にもなりかねない為、十分確認が必要です。なお、広告が掲載されるのは無料版だけで、有料版に切り替えれば消える、というケースもあります。また、独自ドメインが利用できない場合があることにも注意が必要です。
例えばwixを無料プランで利用した場合は、https://●●●.wixsite.com/mysiteといったドメインになります。これだとせっかく自社のホームページを作っても、あまり見栄えがよくありません。(SEO面でも不利になると言う見解もあります)こちらも有料版に切り替えれば使える、というケースがあります。
ホームページが表示されるまでに時間がかかること
利用するサービスによってはホームページが表示されるまでに時間がかかることもあり、せっかくホームページを見に来てくれた人にマイナスの印象を与える可能性もあります。
こういったデメリットも踏まえても、自身でホームページを作成してみることは賛成です。一度作ってみると、自身の考えを整理し、イメージを具体化させることにも繋がります。
また無料プランであれば失敗しても何度でもやり直せますので、まずは色々と試してみて、満足いくものができればそのまま有料プランに切り替えて継続利用し、もし満足いかない場合は、何が足りないのかを考えた上で、ホームページ制作業者に相談すれば、より良いものを短い期間で作ってもらえる可能性が高まります。是非チャレンジしてみてください。