ポイント
スマホ向けサイトの有無はGoogleの検索順位にも今後影響を増す為、有った方が良い
今日は久しぶりにちょっと寄り道をして、スマホサイトは必要かどうかについてお話したいと思います。
以前はホームページと言うとパソコンサイトをイメージされる方が多く、制作の依頼も自然とパソコン向けを前提に話をしていました。ただ、総務省が公開している情報通信白書を見てみても、最近はスマートフォンやタブレットの普及率が70%を超えており、いずれパソコンよりも普及するのではないかと思われます。
そういった中、ホームページを作りたいと考えた時に当然のようにスマホ向けサイトも必要ではないか?という話になります。では本当に必要なのか、というと弊社の考えは「YES」です。
少し前までは、ターゲットユーザによりますという答え方をしていました。というのも、比較的若い世代や女性の方は、パソコンよりもスマートフォン(更に言うとiPhone)でのインターネット閲覧率が高い為、そういった方々をターゲットとする場合は作りましょうという話をしていました。
ただ、今は別の事情も出てきています。数年前から、Googleがスマホ対応しているかどうかで、検索順位にも影響が出るよということを言っていたのですが、実はそこまで大きな影響は実感できていませんでした。
しかし、2018年3月27日にGoogleが正式にモバイルファーストインデックスの開始を発表しました。
モバイルファーストインデックスとは簡単に言うと、パソコンサイトの内容よりもスマートフォンサイトを評価の主軸にして検索順位を決めていくというものです。
もちろんこれ以外にも様々な要素を元に検索順位は決まるのですが、少なくてもスマートフォンサイトの重要性が正式に発表された為、今後はスマートフォンサイトを準備すべきだと弊社では考えています。
ではスマートフォンサイトを準備するとなるとどうなるのかですが、デザインにこだわりをもったホームページを作成したい場合は、極端な話、パソコン用とスマートフォン用で別々にデザインを行う必要があり、費用が2倍になる可能性があります。
また、レスポンシブWebデザインで制作するという方法があり、これはパソコンやスマートフォンなど、表示する端末に応じて自動的にデザインを変更してくれる技術です。今では比較的一般的になってきていますので、ホームページを作成する際には「レスポンシブ対応で作ってください」と一言言っておけば良いかもしれません。
ちなみにGoogleもこのレスポンシブ対応を推奨していました。ただ、このレスポンシブ対応にも落とし穴があり、自動で変換してくれるとはいえ、完璧にはいかないこともあり、パソコンに合わせればスマートフォン側が、スマートフォンに合わせればパソコン側がデザイン崩れを起こしてしまうということもあります。その為、どうしても見栄えにこだわりたいなら徹底してデザインを突き詰めた方が良いですし、ある程度は許容できるのでコストや工期を優先したい場合は、レスポンシブ対応のサイト制作を考えると良いと思います。
いずれにせよ、これからはスマホ向けサイトを無視して通れないと思いますので、制作される際には注意ください。
逆にスマホ向けサイトのみ作成するというのも良いかもしれませんね。