ポイント
文章や画像は誇張しすぎるのも危険。実態とかけ離れないよう注意が必要。
今日は「文章や画像を準備する②」です。前回に引き続き文章や画像を選ぶ際に注意頂きたいことの2つ目について説明します。
あるリフォーム施工会社様からのご依頼でホームページを作成させて頂いた時の話です。
現場で作業してくれるスタッフが不足していたので、ホームページでも募集しようということになり、求人ページを作っていました。会社の雰囲気が伝わるよう、社員の方の写真を載せようということになったのですが、皆さん恥ずかしがって嫌がってしまい、結局インターネット等で手頃な画像を探すことになりました。
その会社の社長がご自身で探したいとおっしゃった為、著作権等の注意点もお伝えした上でお任せしたところ、すぐに見つけたという連絡を頂きました。その画像は、確かに利用を認められたもので、著作権等の問題はクリアできていました。
ただ、その写真に写っていたのはどう見ても海外のがたいの良い男性でした。
英語を話せる方もおらず、仮に外国人の方が応募してくださっても、受入れ体制がありませんでした。また、この写真を体力にそれほど自信がない方が見ると、もしかすると自分なんかじゃダメだと諦めてしまうかもしれません。(この会社では、未経験者の方でもOK、体力も徐々につけていけば良いし、力仕事以外の作業もあるということは補足で記載していました)
さすがに実態とかけ離れすぎているので、見る人に誤解を与えてしまいかねない
ということでその社長を説得し、なんとかこの写真を取りやめてもらい、別の写真を探して使うことにしました。
このように、画像から得るイメージ(情報量)は大きい為、いくらそのすぐそばに文章で記載していても、先入観を与えてしまい読んでもらえない可能性があります。
実際にこの記事を読んでくださった方の多くは、まず最初に上記の外国人の方の写真に目が行き、「なんだこりゃ?」と思って帰って行った方もいるでしょう(笑)むしろここまでお付き合い頂いている方は素晴らしい方ですね、ありがとうございます!
さて、話が少し横にそれましたが、写真や最近だと動画なども利用される機会があるかと思いますが、くれぐれも相手に与える印象を考えながら選択するようにしてください。