ここに注意
Huawei製スマホに広告が表示された件は、Huaweiが謝罪し撤回されました。
日本では確認されず、特に影響がなかったようです。
目次
Huawei製スマホのロック画面に突然広告が表示?!
6月12日頃からHuawei製のスマートフォンにて、ロック画面に某オンライン予約会社の広告が表示されるとの情報が流れました。
対象がP30 Pro、P20 Lite、Honor 10、P20 ProといったHuaseiの人気モデルあったこと、そして複数の国にまたがるほど広範囲なエリアで確認されたことから、大きな騒動となりました。
なお、日本では今のところ確認されなかった為、国内に限定すれば騒ぎはほとんど起きていません。
なんの前触れもなく突如発生した本件は、6/14にHuaseiが謝罪と広告の撤回を発表し、一応の終結となりました。
ライバル企業のXiaomi製スマホでも広告表示が行われている?!
同じ中国企業の「Xiaomi」でも、これまでに販売されたスマホ内で広告が表示されたことがありました。
Xiaomi製スマホの場合は設定画面の中に一部広告が表示されるというもので、Xiaomiは広告の存在を認めた上で「ビジネスモデル」と言い切りました。
要は、Xiaomiはスマホの端末代を安価にする代わりに、広告収入で利益を得るモデルだということです。
実際、Xiaomi製のスマートフォンは性能に対してコストパフォーマンスが非常に高く、2019年第1四半期の世界シェアは世界第二位となっています。
広告が出ようとも、その分安くて性能が良い端末が手に入ることを望むユーザのニーズをとらえました。
Huaweiの真意はどこにあったのか?
今回の騒動は、単純に見るとXiaomi社のように、広告収入を得る為のビジネスモデルを試そうとしたとも考えられます。
しかし、6/14の発表では、Huaweiが意図して広告を表示させたかどうかについては言及されていません。
下記記事でも書いた通り、米国からの制裁措置によりHuaweiは厳しい状況と思われる為、わざわざ騒動が予想されることを行う必要があったのかは疑問です。
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8/23追記 ・8/21よりドコモから「HUAWEI P30 Pro HW-02L」の予約が再開されました。9月に発売予定とのことで、少なくてもこの機種に関しては安心しても良さそうです。 https: ...
ビジネスにおける顧客との信頼関係の大切さ
今回の騒動については、ファーウェイ端末の"エンドユーザーソフトウェア使用許諾契約"の中で説明されていた機能の範囲内でのことだった為、約束を違えるような行為ではないようです。
そうは言っても、相手の了承無しにいきなり広告を表示させる行為自体は、利用者に不満だけではなく不信感を与える行為だと思います。
ビジネスは信頼関係の上で成立するものであり、信頼を失うのは簡単ですが、築き上げるには長い時間が必要です。
特に日本においては受け入れられ辛い感覚かと思います。今回の騒動においても、日本国内で広告が表示されたという報告が一件もなかったことから、Huaweiも日本のそういった国民性を理解していたからという風にも考えられます。
Xiaomiのように割り切りも重要ですが、少なくても日本国内のビジネスにおいては、仮に規約に反していない行動であったとしても、相手に不信感を抱かせる可能性がある場合は、事前説明を行い、理解を得た上で進めていくことが重要ではないかと改めて考えさせられる出来事でした。