9/9追記
・9/9に機種代金の支払いが最大で半額不要になる「半額サポート+」が発表されました。対象機種を48回払いで購入してプログラムに申し込むと、25カ月目以降に機種を買い替えた時に、旧機種の残債を免除される為、最大で半額になるという仕組みです。
・他キャリアを利用しているユーザでも、ソフトバンクの機種だけを購入して本制度を利用することも可能とのことです。
・残債が免除される条件が「ソフトバンク指定する方法で指定機種を購入すること」ですので、結局はソフトバンクを使い続ける人以外は利用をおススメできないと思われます。
https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2019/20190909_03/
ここに注意
"2年縛り"が廃止された為、移りやすくなったのはメリットですが、
コスト面を考えるとやはり格安スマホの方がおススメです。
目次
ソフトバンクの新プランの特徴
8月末にauが新プランを発表し、いわゆる"2年縛り"の条件が大幅に緩和されることになりました。
(解約時の違約金が9,500円⇒1,000円)
そして本日9月6日に、今度はソフトバンクが新プランを発表しました。
主な特徴はこちらです↓
"2年縛り"が廃止
何より一番大きな特徴は
契約期間も契約解除料もなし
ということです。
今まで3大キャリアを筆頭に、電話が使える音声スマホを契約する際には「契約期間」が存在していました。いわゆる"2年縛り"などと呼ばれ、契約期間中に中途解約するとかなりの額の違約金が取られてしまい、しかも自動更新までセットになっており、容易に解約できませんでした。
それが今年6月に総務省から見直しを迫られ、応じる形での新プランとなりました。裏では様々な政治的な忖度があったとは思いますが、利用者側としては喜ばしいことかと思います。
以前よりわかりやすい料金体系
合わせて料金プランも見直されて、以前よりもわかりやすいものになりました。
具体的には基本プラン+データプランの組み合わせで料金が決まります。
基本プランは音声orデータの2種類で料金は980円。
名称 | 月額 | 対象 |
---|---|---|
基本プラン(音声) | 980円 | スマホ、ケータイ |
基本プラン(データ) | 980円 | タブレット、モバイルWi-Fiルーター |
データプランもこれまではスマホとタブレットでプランが異なったり、iPhoneだけは別だったり、いちいち調べるのが面倒だった為、以前よりもすっきりした印象です。
名称 | データ容量※2 | 月額料金 | 対象 |
---|---|---|---|
データプラン50GB+ | 50GB※3 | 6,500円 | 全機種※4 |
データプランミニ | 0~50GB(4段階) | 3,000~7,500円 | 全機種※4 |
データプラン1GB(スマホ)/データプラン1GB(ケータイ) | 1GB | 1,500円 | スマホ、ケータイ※5 |
データプラン100MB | 100MB | 300円 | ケータイ |
データシェアプラス | 親回線のデータ容量から使用 | 0円※6 | タブレット、モバイルWi-Fiルーター |
格安スマホと比較してもお得なのか?!
では実際に当社で契約している格安スマホのケースを例に、ソフトバンクと比較してお得なのかを検証したいと思います。
前提条件
・音声通話対応
・10分間の通話定額プラン付き
・通信データ容量は3GB
・機種代金は考慮しない
・キャンペーンも考慮しない
格安スマホ (iijmio) |
ソフトバンク | ||
通信回線(キャリア) | ドコモ | ソフトバンク | |
基本料金 | 料金 | 1,600円 | 980円 |
データプラン | 料金 | 基本料金に含まれる | 6,500円 |
データ容量 | 3GB | 5GB | |
通話定額オプション | 料金 | 830円 | 500円 |
定額通話時間 | 10分 | 5分 | |
月額合計金額 | 2,430円 | 7,980円 |
両者のメニューの違いから、データ容量や定額通話時間を揃えることはできませんでしたが、料金を見ると一目瞭然で格安スマホ(iijmio)に軍配が上がりました。
では次に、データを大容量で利用する場合で比較してみたいと思います。
当社の利用状況を見ると、外出先でのスマホやパソコンの利用が多いスタッフの場合でも、データ容量は月に30GBあれば十分の為、それを基準に比較してみます。
格安スマホ (iijmio) |
ソフトバンク | ||
通信回線(キャリア) | ドコモ | ソフトバンク | |
基本料金 | 料金 | 3,260円 | 980円 |
データプラン | 料金 | 3,100円 | 6,500円 |
データ容量 | 32GB | 50GB | |
通話定額オプション | 料金 | 830円 | 500円 |
定額通話時間 | 10分 | 5分 | |
月額合計金額 | 7,190円 | 7,980円 |
こうしてみると、かなり料金が近づきました。
あとは格安スマホ(iijmio)なら定額通話時間が10分まで可能という優位性があり、逆にソフトバンクの場合はデータ容量が50GBまで利用可能という優位性があり、利用状況次第と言えます。
最後に、当社では、大容量が欲しい場合は、別途大容量simを契約し、スマホ1台に2枚のsimを差して利用していますので、そちらでも比較してみたいと思います。
(詳細は別記事で紹介します)
格安スマホ (iijmio+ギガトラwifi) |
ソフトバンク | ||
通信回線(キャリア) | 音声:ドコモ データ:ソフトバンク |
ソフトバンク | |
基本料金 | 料金 | 1,600円 | 980円 |
データプラン | 料金 | 2,990円 | 6,500円 |
データ容量 | 100GB | 50GB | |
通話定額オプション | 料金 | 830円 | 500円 |
定額通話時間 | 10分 | 5分 | |
月額合計金額 | 5,420円 | 7,980円 |
こうすると、やはり格安スマホ(iijmio+ギガトラwifi)の方がお得という結果になりました。
ただし、「sim2枚に対応できるスマホ」を持っていることが条件となります。
ソフトバンクをおススメするのはどんなケース?
通話が非常に多いケース
コスト観点でみると、今のところは「通話の利用が多いケース」がもっとも恩恵を受けられそうです。
新プランでも
・国内通話が24時間無料になる「定額オプション(月額1,500円)」
・国内通話が1回5分以内の国内通話が無料になる「準定額オプション(月額500円)」
が利用できます。
特に24時間無料の定額オプションは格安スマホではあまり選べない為、仕事の都合などで長電話が多い方にとってはコストメリットが出せるかもしれません。
また、準定額オプションも単体で見れば格安スマホと比較しても割安感はあります。
ただし、トータルコストを考えれば格安スマホに軍配が上がる為、準定額オプション目当てでの利用ならおススメはしません。
大人数でデータ容量をシェアできるケース
新プランではデータ容量をシェアすることができ、子回線は基本料金(980円)のみで利用できます。
その為、データ通信をほとんど利用しないメンバーでシェアするのであれば、メリットが出せるかもしれません。
手元の計算では、6名以上でシェアする場合はコストが逆転するという結果となりました。
ただし、格安スマホ(iijmio)側もシェア可能なプランはありますので、厳密に比較すれば、やはりほとんどのケースで格安スマホの方が安価になると思います。
新プランは良いことばかりではない?!機種代金には注意!
"2年縛り"がなくなるというのは気軽に乗り換えられる為、大きなメリットです。
一方でメリットがあるということは必然デメリットもあります。
それは機種代金の実質的な高騰です。
今まではソフトバンク、au、ドコモの3大キャリアは契約期間を設ける分、機種代金の割引が毎月適用されて、お得に新機種に乗り換えることができました。
しかし、契約期間がなくなることで、機種割引がなくなります。
実際にソフトバンクは現行プランでもこの機種割引を廃止しています。
昨今のスマホの最新上位機種は10万円を超えることも当たり前となっています。
代理店毎にキャンペーンは今後も展開されると思われますが、より安く、より良い機種を手に入れたい場合は、機種単独を調達する方法も選択肢に含めた方がよいかもしれません。
スマホを単体で購入する際の注意点や、メルカリやヤフオクで中古スマホを調達する場合の注意点も別記事でまとめていますので、是非参考にしてください。
海外製スマホや中古スマホを含め、スマホ単体購入時の注意点をまとめた記事はコチラ↓
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ソフトバンクの新プランの申し込みは9月13日から!
この新プランは9月13日(金)から申込開始されるそうです。
また、もっとコストを抑えたいという方は、現時点ではやはり格安スマホの方がおススメです。
どれを選んでよいか分からないという方はお気軽に当社へご相談ください。